そこにしかない感覚

人間はとても高性能な生き物です。
実際に会って受け取る、表情、身振り手振り、距離感、空気感、間合い、などの情報はコンピューターの比ではありません。
様々な要素が複合的に重なり印象や関心に意味をつけて、それぞれに解釈をしていきます。
いくら便利になってる世の中とはいえ、不便で快適ではないものが生み出す価値も確実に存在していると思います。
わざわざ足を運んだり、わざわざ予約をしたり。
それこそが人間を人間たらしめている価値ではないでしょうか。
人間という容れものに在るなら、感情の起伏を最大限にして、心を動かすことにこそ豊かさや充実感があるのではないかと思っています。
生産性や効率も大事ですが、ゆっくり何かに触れる時間も時には必要です。
食事をするという行為はその可能性を秘めていますし、お店や料理はその接点になりうると思います。
インターネットで匂いは届きませんし、
インターネットで五感は動かせません。
その場所に行かないとわからないこと、音や景色や感情もそこでしか感じ取れないものがあります。
その感覚に浸れる世界の方が人間にとって心地いいのではと考えます。