お店を営んでいると、
どうしても一部の情報だけが切り取られて、
温度差のある解釈が生まれることがあります。
例えば、
「人気」や「流行ってる」などの言葉は、
予約が取れなかったり、行列ができてるのを見たり、
点の情報から拡散していきます。
だからといって、
その状態がずっと続いているわけではないので、
必ずしも本当の意味で、
お店が多大な恩恵を受けてるとは
言えないような気がします。
特に小さいお店に当てはまる現象かもしれません。
飲食業は特に一年を通して売上に波があるし、
一日で見ても時間帯で来客に波があります。
来客の集中してる時間帯だけが噂になったり、
お店側が発信する「完売」や「閉店」の言葉だけが
切り取られて忙しいイメージが作られます。
話題にもしやすいですよね。
小さいお店は、
そもそも作れる量に限度がありますし、
こだわればやっぱり時間もかかります。
たくさんのお客様に
利用してほしい気持ちがありながらも、
全員に均一なサービスを提供するのは難しく、
そんなジレンマを抱えながらも、
何が最善なのか悩みながら日々活動しているところが、
なぜか愛おしくてなりません。
物事を点だけではなく、
線や面で捉えれば見える世界も変わり、
互いの理解も深まると信じてやみません。
まずは知ってもらうことが大切。